脈診について(2)(脈を診て何がわかるの?)

さて、前回の続きとして脈診についてお話しさせていただきます。
私たちが日々の臨床を行うにあたり必ず患者さんの脈を診ていきます。そうすることにより「先生、どうして私の体の具合がそんなに詳しくわかるのですか?脈を診ることで一体何がわかるのですか?」といった質問を受けることがあります。脈が教えてくれる情報量は多種多様で一言で言いつくせるものではありませんし、それぞれの治療家や流派などによっても何を診るかは様々ですが、当院では脈から一体どんな情報を得ているかの一端をお教えします。これにより当院の治療の特徴をより詳しく理解していただけると思います。


図の中に、脾、肝、腎といった3つの言葉があると思います。これに心と肺といった2つの言葉を合わせて東洋医学的五行という概念を表します。この五行といった概念は(前回のブログとは矛盾する部分もあるとは思いますが)必ずしも目に見える形で実際に存在する内臓を指し示すものではありません。当院ではこの概念を身体の三次元的な歪み具合として認識しております。患者さん自身の自律神経が脈を介してレントゲン撮影でもわからないような繊細な背骨のゆがみに関しての情報を私たちに教えてくれるのです。

2020年08月02日